この必要性はずっと以前から高まり続けているが、今では多くの組織の念頭に上がるようになっている。一般に、ITスタッフの業務時間の80%を日常的なIT業務が占めており、多くの場合、付加価値的なプロジェクト業務には20%以下の時間しか使われていない。この事実は、IT担当役員や、より要求が多くなっている他の事業担当役員を、いつもいら立たせてきた。
2012年には(あるいは読者にまだチャンスがある間に)、CIOはIT部門の非効率性を排除して、この80%を圧縮する方法を見つける必要がある。誤解して欲しくないのだが、この目標を達成するのは非常に難しい場合があるということは十分知っている。もしこれが簡単な目標であれば、すでに実現しているはずだ。
すでに効率が最高水準に達しているが、プロジェクトのリストが大きすぎて追いつかずにおり、それでも部下の時間の50%を付加価値の高いプロジェクトに割り当てようとするのであれば、その目的達成のためには、新しいリソースを要求するか、プロジェクトのリストを修正するか、戦略的アウトソーシングを考えるべきだろう。
CIOほど毎年大きく優先順位や運用を再修正する必要のある分野を、わたしはあまり知らない。このリストでは、わたしが2012年により重要になると考えた5つの問題を挙げたに過ぎない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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