IHS iSuppliによると、Intelは2011年第3四半期における世界マイクロプロセッサ市場の売り上げの83.7%を占め、シェアを前年同期から3ポイント上げてAdvanced Micro Devices(AMD)との差を広げたという。AMDは1ポイント以上シェアを下げた。
IHSのアナリストであるMatthew Wilkins氏は、「メディアタブレットの売り上げの急増は、Intelに良い面と悪い面の両方をもたらしている。ネットブック向けマイクロプロセッサでは苦戦しているが、クラウドコンピューティングに対応するためのデータセンターで使用されるチップの売り上げが伸びている」と述べている。
ネットブック市場は、消費者がタブレットを選ぶことで急速に縮小している。2011年の世界のネットブックの出荷台数は、2010年の3200万台から33.5%減少して、2140万台になると見込まれている。
また、Intelは12月になって、タイでの洪水に関連したハードディクスドライブの供給不足のため、第4四半期の業績が以前の見通しを下回るだろうと述べている。
一方、Intelにとって好材料なのはサーバの売り上げだ。IHSによれば、タブレットやスマートフォン、その他のモバイル端末に対応するサービスを提供するよう企業が取り組んでいるため、クラウドコンピューティング市場は拡大しているという。
またIntelは、企業向けのPC市場において、ノートPCの高い売り上げを誇っているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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