NTTドコモのメールサービス「spモード」の不具合が解消されるのは、12月22日の午前中になると予想し、それを確認した後ドコモとして“完全回復”を宣言する予定だった。しかし、12月22日14時現在では、まだ完全回復に至っていない。
ドコモは12月21日、通信設備の故障にともない、spモードの一部の利用者のメールアドレスが別のメールアドレスに誤って設定されるなどの不具合が発生したことを発表した。
ドコモによれば、不具合が発生した12月20日の18時時点で事象は概ね解消しているが、完全解消に向けてspモードサーバに接続しているパケット交換機側からのリセットを実施、12月22日の昼ごろに終了する見込みと説明していた。また、不具合の影響を受ける可能性のあるサービスを一時停止し、不具合が完全に解消されたことを確認した後、再開するとしていた。
復旧状況についてドコモに確認したところ、「午前中の段階でパケット交換機のリセットは完了した。また21サービスのうち『電話帳バックアップ』『spモードコンテンツ決済』『spモード決済ご利用履歴、ドコモ ケータイ払いご利用明細』を除く18サービスが再開しているが、完全復旧にはいたっていない」とコメント(追記:その後12月22日15時30分頃に開示された情報では「電話帳バックアップ」以外のサービスはすべて復旧しているとされた)、現在も並行して復旧作業を進めているとした。すべてのサービスが再開できるのがいつごろになるかは、まだ見込めないともしている。
不具合にともない、影響を受ける可能性のあるサービスとされていたのが以下の通り。太字がまだ復旧していないサービスだ(12月22日15時45分情報更新)。
◇NTTドコモの障害・不具合
NTTドコモの不具合は22日昼に完全回復へ--「スマホ急増で能力十分でなかった」
ドコモ障害で今後の携帯電話業界どうなる?
ドコモ「spモード」不具合の影響は10万契約--メールサービスの一部停止
ドコモ、「spモード」で他人のアドレスに送信される不具合
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」