新カテゴリや初投入といったモデルが数多く登場した2011年のヘッドホン市場。その中から2012年に買い足したいおすすめヘッドホンを紹介する。2回目となる今回は、ジョギングブームとともに人気に火のついたスポーツタイプと、スマートフォンの普及拡大に合わせ市場が盛り上がってきたBluetoothモデルの動向のおすすめモデルを紹介する。
2010年あたりから爆発的に増えはじめたスポーツ用ヘッドホン。汗や水などに強い防滴性能を持ち、軽量で手軽に使えてビビッドなカラーリングから選べる、そんなイメージのものが多く登場した。2011年になると、基本性能は継承しつつも防水機能が強化され、付加機能が追加された印象で、より本格的なスポーツにも耐えうる製品が増えたと言える。
先進のBluetoothモデルを投入し続けるJabraの豊富なラインアップから一押ししたいのは耳かけタイプの「Jabra Bluetooth SPORTステレオヘッドセット」。雨や塵、衝撃に耐えうる米国軍事規格およびIP54規格に準拠し、ランニング中などにコードが邪魔することなく通話や音楽、FMラジオまで楽しめる。操作系統がイヤハンガー部にまとめられ、1台3役以上の機能が手軽に使える便利な仕様となっている。
一方、冒頭でも触れた、“Sony's BA Premium Headphones”と銘打たれたソニーのバランスド・アーマチュア型シリーズもやはり外せない。全7製品が発売されているが、その中にはスポーツ向けとなる密閉型インナーイヤーレシーバー「XBA-S65」が投入されている。形状としては耳かけタイプで、フルレンジのバランスド・アーマチュア・ユニットを1基搭載。音響透過膜構造を採用し、すすぎ洗いも可能なIPX5/7相当の防水性能を実現する。
また、オーディオテクニカのiPod/iPhone/iPad専用インナーイヤーヘッドホン「ATH-CP500i」も挙げておきたい。汚れても水洗い可能なIPX5相当の防水仕様を備えるヘッドホン部と、汗や水しぶきに強いIPX2相当のリモートコントローラー/マイクを装備。iPhoneなどで音楽/動画再生時の操作や、通話などが利用できる。音楽再生中でも外部の音が聞き取りやすい設計などはランニングなどで重宝する機能だ。
スポーツ時の使用頻度や、運動時以外も使うことも考慮に入れるなどで選択肢は変わってくるが、ひとつの基準としては汗や水しぶきに強いIPX2相当の防滴性能などを目安としたい。
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