Evernoteは、出会った人の記録を付けられる新しいアプリ「Evernote Hello」に加えて、食事内容を記録できるツール「Evernote Food」の提供も開始した。
このアプリで、ユーザーは食事の写真(および食事を共にした人の写真)やコメント、レストランの情報を記録できる。これらの情報は、同期機能のついたノートブックである、Evernoteの本体サービスと自動的に同期が取れる。
Evernote Foodは非常に軽いアプリケーションだが、自分の食事内容を記録することに非常に熱心な人には、面白くて便利なアプリになるだろう。ゆくゆくは自分の好きなワインなどを記録するのにもいいかもしれないが、Evernote Foodに記録できるデータはまだ、真のグルメのためのアプリとなるほど十分に構造化されてはいない。
Evernote Food自体はソーシャルアプリではなく、「Oink」のような評価システムでもない。その内容をTwitterやFacebookで共有することは可能だ。しかしこのアプリは主に、自分の食事内容やその料理方法を記憶するか、友人や同僚と一緒に取った大切な食事を記録するのに役立つよう設計されている。
筆者はこのアプリとEvernote本体の統合(Foodの記録をEvernote本体で編集できるようにする)や、ほかのサービス(「Yelp」やOink、「Epicurious」など)との連携がもっと進むと良いと考えている。Evernote Helloが出会った人々についての自分用のメモ作成に集中しているのは理にかなっているが、Evernote Foodが主に個人用のサービスになっているのは不十分な印象を受ける。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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