名前と顔を一致させるのが苦手という人の悩みを、「iPhone」向け無償ツールである「Evernote Hello」が解決してくれるかもしれない。
同ツールは、前面カメラが付いた自分の携帯電話を相手に渡して顔写真を撮ってもらい、名前と電子メールアドレスを入力してもらうというもの。登録と同時に、相手の連絡先には自分の情報が電子メールで送信される。
同アプリケーションには「Encounter」という機能もあり、相手と会った場所を記録できる。また、会ったことのある人々の顔写真をスワイプ操作で順に表示することも可能だ。
ある場所で会った人を1人だけ覚えているが他の人たちが思い出せないという場合、Evernote Helloを使ってその場で会ったすべての人を調べるという使用方法もある。同ツールの情報をEvernoteのメモ管理アプリケーションと同期することも可能だ。
セキュリティに対する懸念があることは否定できない。例えば、会ったばかりの人に自分の電話をためらいもなく渡せるかという問題がある。また、逆の立場として、ほとんど知らない人の携帯電話に、自分の写真、名前、連絡先情報を入力できるだろうかという不安もぬぐえない。
Evernote Helloのプロモーションビデオでは、いとも簡単かつ自然に人々が写真撮影を依頼し合っている。実際には、多くのユーザーが同アプリを使って何のためらいもなく、これをやってのけるかもしれない(とはいえ、自分で相手の写真を撮る方がまだ自然であるように筆者は感じてしまうのも事実である)。
このほかに、食事の写真を撮って記憶することのできる「Evernote Food」という似たツールも提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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