Microsoftはビジネスユーザーに対し、「Windows Store」を使って(あるいは、同ストアを回避して)「Windows 8」の社内向け「Metro」スタイルアプリを配布できる機能を提供する予定だ。
Microsoft関係者は米国時間12月6日、Windows 8アプリストアプレビューの中で、ビジネスユーザーにWindows 8タブレットおよびPC上でプライベートマーケットプレイス機能を提供する計画について、いくつかの詳細を明らかにした。
一部の企業は、「プライベートマーケットプレイス」経由で自社の従業員が使用するアプリケーションを公開したいと考えている。例えば、ある企業が社内IT部門の開発した経費報告書作成アプリを従業員に公開したいと思っているとしよう。IT担当者はこのアプリのテスト版および完成版を社内のすべてのWindows 8ユーザーに配布することを検討しているが、ストア内で部外者に同アプリを見られることは避けたいと考えている。そうした場合に、「プライベートマーケットプレイス」が効果を発揮する。
Microsoftは2011年夏、「Windows Phone」の「Mango」でプライベートマーケットプレイスを利用できる機能を公開した。同社はWindows 8のMetroスタイルアプリについても、ビジネスユーザーに同様の手段を提供する計画のようだ。
Microsoft関係者が2011年に述べたところによると、Windows 8のデスクトップアプリはWindows Storeからのダウンロードに対応しない見通しだという。しかし、関係者の6日の発言によれば、Microsoftはビジネスユーザーの希望に応じて、Windows Storeを回避してプライベートなMetroスタイルアプリを配布することも認める考えだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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