Samsung Electronicsは12月5日、GALAXYシリーズのタッチ&トライが楽しめる「GALAXY X'MAS CAFE」を六本木ヒルズ 森タワーの2Fにオープンした。期間は12月25日まで。営業時間は11時~23時まで、GALAXYのタッチ&トライコーナーは12時~22時まで。
GALAXYシリーズ5モデルの展示に加え、ケースなどのアクセサリも展示。また、GALAXYで動くロボットとのふれあい企画「GALAXY X'MAS HAGS」も行われている。
カフェのテーマは「笑顔」という。年初から暗い話題が続いていたことから、笑顔をテーマにカフェをつくることにしたという。触れ合えるロボットもそのテーマに基づいたもの。「GALAXY S II」をCPUとした人型ロボット「HUG(ハグ)ちゃん」は、「GALAXY Tab 10.1 LTE」が顔になっている。HUGちゃんは人型ロボットの開発を得意とするアールティと共同開発した。
アールティは2010年にAndroid OSのみでフルに動かせるロボットを開発。Google Developer Dayで発表して注目を集めた。アールティ代表取締役の中川友紀子氏は、「身近に触れ合えるロボットをつくりたいと思っている。HUGちゃんは子どもたちが触れることができ、子どもたちが手で支えられる重さ。(今回のロボットについて)GALAXYのMIPS数(コンピュータの性能指標)は1980年代のスーパーコンピューターに匹敵する速さで、とにかくCPUの処理速度が速い」と語った。
HUGしている様子や会場の様子などをライブ映像で楽しめるウェブサイトも開設されている。
六本木ヒルズで行うこのイベントは、今年で3回目となる。サムスンテレコムジャパン端末営業部長のオウ・チャンミン氏は「これまでと大きく違うところは(展示の)機種数が増えたこと」とアピールした。
また1年を振り返り、「驚いたのはモトローラがケータイビジネスを手放したこと。ケータイに関して、誰にも負けない世界的に強い存在というイメージがあった。そのビジネスを譲るというのはショッキングなニュース。一方で、サムスンとしては嬉しいニュースもあった。2011年第3四半期のグローバルの販売台数で1番になった。日本においても、(6月に発売した)GALAXY S IIは初日に6万2000台を超える販売台数を記録。サムスンでは何百種類もの機種を世の中に出しているが、初日の販売台数を6万台超えるものは記録。NTTドコモでも記録と聞いている」と語った。
サムスンにおけるグローバルの販売台数は、2010年が2億8000万台。「2011年は間違いなく3億台を超える」(オウ・チャンミン氏)という。スマートフォンを製造する上で必要な部品数は、ハイエンドの端末で800程度、ローエンドは150~200で、タブレットになると1000を超えるという。「部品の調達や在庫管理などのオペレーションは、企業として一段とレベルアップしないとできなかった」とし、企業としても大きな成長を遂げているとアピールした。
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