富士通東芝モバイルコミュニケーションズは12月5日、KDDI向けの新端末「ARROWS ES(アローズ エス)IS12F」と新CMの発表会を開催した。ARROWS ES IS12Fは厚さ6.7mm、重さ約105gと薄型で軽量の防水スマートフォンだ。
ARROWS ES IS12Fは、WiMAXとWi-Fiテザリング対応の「ARROWS Z ISW11F」(12月中旬に発売開始予定)に続く2つめのARROWSシリーズとなる。ARROWSは、「矢・矢印」という意味で、スマートフォン市場におけるスピード感や先進感、力強さ、将来のスマートフォンのあるべき姿を指し示す指標になることを目指したものという。
富士通と東芝は、2010年10月1日付けで富士通傘下の新会社、富士通東芝モバイルコミュニケーションズを発足してから1年を迎えた。スマートフォンやタブレット端末の新ブランド「ARROWS」を、10月以降に発売する新商品から採用している。
富士通東芝モバイルコミュニケーションズの代表取締役社長で、富士通 執行役員常務でもある大谷信雄氏は、「(ARROWSは)富士通の技術と東芝の技術が融合して誕生した商品」と自信を見せる。
富士通東芝モバイルコミュニケーションズ取締役副社長の木原茂氏は、商品開発の基本コンセプトとして「ヒューマンセントリック」を中心にし「世界一使いやすい端末を目指す」と語った。
KDDI 執行役員 商品統括本部長の牧俊夫氏は、スマートフォンの普及に伴って「売り場が変わってきている」と説明する。量販店ではこれまでキャリアごとに展示していたが、一部の量販ではメーカーやブランドごとに並べる傾向にあるという。
「われわれにとっても重要な変化。その中でどのようにしてキャリアサービスを目立たせるか。メーカーと協力して一体化して出していくことが重要になる。富士通の資産であるヒューマンセントリックエンジンを活用した商品を出していきたい。また、ユーザーインターフェース(UI)のよさも求められている。メーカーとauが一緒になって新しい商品を開発していきたい」と語った。
なお、新CMには引き続き三浦春馬さんを起用。若手ビジネスマン役の三浦さんが仕事やプライベートシーンでARROWS Zを活用してピンチを切り抜けるとともに、ダウンロード速度の速さや防水機能を訴求する内容となっている。
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