無線通信業界団体のCTIA-The Wireless Associationとエンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)は米国時間11月29日、モバイルアプリ向けレイティングシステムの運用開始を正式に発表した。このシステムでは、ゲーム開発者が自らのゲームにレイティングを付与し、ユーザーや保護者がダウンロードまたは購入前にゲームの内容を把握する手がかりとするものだ。
この無料プログラムのもとでは、開発者はソフトウェアにどのような種類のコンテンツが含まれているかを通知する。この情報からESRBが年齢に関するレイティングを設定し、開発者はこのプログラムに参加しているアプリケーションストアでソフトウェアを公開する際に、その情報を付記できる。購入時にはこのレイティング情報が表示されるので、消費者は購入ボタンにタッチする前に、ゲームの内容を把握することができる。
この新しいプログラムに参加するのは、AT&T、Sprint、T-Mobile USA、U.S. Cellular、Verizon Wirelessなどの通信事業者だ。運用開始当初から参加する通信事業者以外の企業はMicrosoftのみで、同社はすでに、「Windows Phone 7」用の「Marketplace」で他のプラットフォームから移植されたゲームを公開する際にESRBのレイティングを使用している。
目を引くのはGoogleとAppleが参加していない点だ。Gartnerの統計によれば、市場シェアで見る限り、米国のスマートフォンの大部分にこの2社のモバイルOSのどちらかが使用されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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