Microsoftの「SkyDrive」担当グループプログラムマネージャーであるOmar Shahine氏は、最近のブログで、ファイルやデバイスの保存、同期、管理にクラウドを利用することが増えてくるにつれ、現在のオンラインサービスでは支障をきたすことが多くなっていると述べた。
Shahine氏は、「われわれはユーザーから、重要なシナリオでSkyDriveを使いたいが制限に直面してしまうと聞くことがある。われわれが何年にもわたって作ってきた製品は、あまりに複雑になってしまった」と述べている。
Shahine氏によれば、理想的なクラウドベースのサービスは、ファイルを簡単かつ安全にクラウドや他のデバイスと同期でき、ファイル共有の手段として電子メール添付に置き替わるものだという。また、ある程度の容量が無料で、それ以上を望むユーザーは簡単に支払いができ、あらゆるデバイスやOSで動作するべきだという。
さらに、そのようなサービスはPC全体をクラウド対応にし、ローカルコンテンツをオンラインに保存し同期できるようにするだろうという。もちろん、Microsoftはすでに、「Windows 8」で「Windows Live」とSkyDriveのアカウントを直接利用することで、このビジョンの輪郭を描き始めている。
しかし、Shahine氏は「現在のファイルを将来の新しいデバイスやアプリ体験とシームレスに接続するクラウドを実現するには、まだ先が長いことをわれわれは認識している。われわれは、フィードバックに対処し、われわれのビジョンに近づくような重要なリリースによって、われわれの進歩を測っていくことになるだろう」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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