オンラインメモサービスのEvernoteが、ブラウザプラグイン「Clearly」を公開した。Clearlyは、余計な情報が排除された状態で記事のみのビューを閲覧できるようにするエクステンション。「Chrome」版が米国時間11月16日にリリースされ、「Firefox」版も後日リリースされる予定だ。「Safari」ユーザー向けには、Appleが既に「Reader」という同様の機能を提供している。
Clearlyを起動すると広告が削除され、その表示は美しく速い。ページ上の広告は時にうっとうしいものの、記事執筆者の給与を賄うものであり、これによって読者は無料で記事を読むことができるようになっている。Evernoteの最高経営責任者(CEO)を務めるPhil Libin氏は筆者宛てに、「美しく長い形式で記事を読めるようにすることにより、パブリッシャーに対するサイト訪問者のロイヤルティと価値は高まるとわたしは考える。しかし、完全な答えはまだ得られていない」と記した。
同氏の主張には一理ある。記事ページを表示して広告を目にした場合にしかClearlyを起動することはできない。したがって、このプラグインの影響は、少なくとも広告追跡システムが認識する範囲においては非常に小さいはずと思われる。(編集部注:Evernoteによると、現在Clearlyは英語版のみのリリースとなっており、日本語対応版については後日リリースする予定だという)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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