産業革新機構(INCJ)、ソニー、東芝、日立製作所の4者は11月15日、中小型ディスプレイ事業を統合することで正式契約を締結したと発表した。
これにより、INCJが中心となって設立する新会社「ジャパンディスプレイ」に、中小型ディスプレイ事業を手がけるソニー、東芝、日立それぞれの子会社の発行済株式等が譲渡される。また、新会社にはINCJを割当先とする第三者割当増資により2000億円が投入されるという。
INCJは同日、パナソニック液晶ディスプレイから茂原工場を譲渡されることについても発表しており、2012年4月中に手続きが完了する予定。新会社は高付加価値市場における需要に対応することを目指し、子会社各社が持つ生産能力をより有効に活用することでコスト競争力を高め、中小型ディスプレイ事業におけるグローバルリーディングカンパニーとしての地位を強固なものにしていくという。事業開始は2012年春を予定している。
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