logo

あなどれない卵型ドックスピーカ「Olasonic」の実力--試聴してわかった驚異の音 - (page 3)

堀江大輔(D☆FUNK)2011年11月12日 07時00分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 付属のリモコン。キーホルダのように小さい

 小型のリモコンも付属する。手にすっぽりと隠れる、赤ちゃんの手ぐらいの大きさ。音量調整はもちろんのこと、曲のスキップ、ミュート、バスブーストのオン・オフ、ファンクションの切り替えなどができる。

とんでもないコストパフォーマンス

 では、試聴していこう。最初はレニー・クラビッツの「Black & White America」から「Stand」、エレキギターとアコースティックギター、ベース&ドラムという典型的なロックのシンプルな構成だ。音質がとてもわかりやすい。

 ギターのリフが右から流れてくるのだが、それが若干右からこぼれているのがわかる。本当に点音源で濁りがないので、、中抜けしていることもすぐにわかる。そこで少し内側に微調整。引き締まったバスドラムに、皮の張ったスネア。このサイズではでにくい引き締まった中低域が聞こえる。

 とにかく収録されている音はすべてきっちり聞こえてくる。ベースラインもセンターのやや奥に引き締まって流れてくる。帯域は上も下も若干狭く感じるが、不満に感じないレベルだ。ボーカルはセンターにきっちり定位し、聞いていて大変楽しいシステムだ。それぞれの楽器の音が重なり合うことなくきりっと空間に定位する。ニアフィールドに最適なスピーカなので、少し内側に振って聞いたほうがいいだろう。

 次に音色チェックのため、マイルス・デイビスの「SO WHAT」を聞く。初めは、ウッドベースの音が少しつらいかなという印象だった。ただトランペットの音はよくでているし、音色は最高とはいえないけど、きちんと聞かせてはくれる。しかしバスをブーストしてみたら、どしっと全体が落ちてきて、落ち着いて聞けるようになった。

 単純にボリュームを上げるだけでもそれぞれの楽器の音圧が上がり、音の輪郭はシャープなままに、音像に重みが増して前に出るような感じになるのだが、かなりの大音量になってしまう。このスピーカサイズで、そこまでの音が出ること自体が驚きなのだが、夜中に聞くときなどはバスブーストをかました方がよいだろう。それぞれの楽器、特に管楽器の定位はとてもシャープ。トランペットとテナー、アルトサックスが同時に音を出すところでも、それぞれきちんと前後左右に分かれて定位する。このサイズで奥行き方向も出せるのはやっぱり驚異だ。

 次にクラシックの交響曲も聞いてみた。カルロス・クライバーの「ベートーヴェン:交響曲第5番<<運命>>&7番」。定位感がバッチリなので、ホールの正面で少し高いところからオーケストラ全体を眺めているような印象を受ける。見渡しがよく奥行きも感じられる。奥からティンパニーが響き、横方向にも美しくバイオリンが広がっていく様子が感じられ聞いていてとても楽しい。さらに女性ボーカルMelody Gardotの「Some Lessons」を聞いた。目の前にMelody Gardotが現れ、唇の動きまで見えるようだ。

 店頭想定価格は1万9800円。このスピーカでここまで描けるのは本当にすごい。とんでもないコストパフォーマンスに感じられた。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]