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「Flash Player」の未来--モバイル版開発中止がもたらすもの - (page 3)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年11月14日 07時30分
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 別の言い方をすれば、コンピュータユーザーがFlashをアンインストールする場合や、開発者がFlashを完全に放棄する場合には、大きな阻害要因がある。

 その点では、Flashはある意味で「Windows」に似たところがある。もちろん、「iOS」はプラグラマーの新たなお気に入りとして登場していて、それには正当な理由があるのだが、Windowsがすぐに姿を消すわけではない。たとえ今日MicrosoftがWindowsの開発をやめたとしても、途方もない数がインストールされているために、Windowsは何年にもわたってコンピューティングの重要な部分であり続けるだろう。その慣性力は途方もなく大きい。

 Adobeのインタラクティブ開発担当ゼネラルマネージャーのDanny Winokur氏はブログ記事で、Flashには少なくとも多少は未来があると述べている。Winokur氏はこの記事で、Flashの未来が限られていることと、それに対応してAdobeがウェブテクノロジに新たに注目していることを発表した。

 「すでにFlash Player 12や、胸躍るような一連の新機能に取り組んでいる。それらによって、高解像度のエンターテインメントエクスペリエンスの提供の可能性を再び前進させられると考えている」とWinokur氏は記している。Adobeはこれからも、ゲームと高品質動画をFlashの使命の中心としていく。

 問題は、Flashがいまや主流から置き去りにされていることだ。AdobeはFlashに未来があると述べているが、一方ではFlashのプラグラマーに対して、同社はFlashの機能をウェブ標準に移行するため取り組んでおり、プログラマーも自分たちの仕事をその方向に移行できると述べて、慰めを与えてもいる。

 「われわれは、今後もFlashでの経験を生かして、W3CおよびWebKitとの作業を加速し、同様の機能をできるだけ早くHTML5に持ち込むことを目指す。またウェブ標準の進化に合わせて、HTML5にスムーズに移行するための新機能をFlashに搭載する予定だ。そうすれば、開発者は、自分たちのスキルを引き続き活用できることを分かった上で、安心して投資できる」(Winokur氏)

 それは、Flashから離れることが、現在のAdobeの宣伝文句の一部だということだ。

 Flashには未来があるが、それは興奮よりも、慣性力に基づいている。長期的に考えれば、Flashにとって良くない兆候だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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