2011年夏に英外務省を含む複数の政府機関に対して相当規模のサイバー攻撃が行われ、未遂に終わっていた。英情報当局の責任者が明らかにした。
英政府通信本部(Government Communications Headquarters:GCHQ)のディレクターを務めるIain Lobban氏は、10月31日付けThe Timesへの寄稿で、英国の政府機関や産業システムに「憂慮すべき」量のサイバー攻撃があったと述べた。
「ITやテクノロジ、防衛、エンジニアリング、エネルギーなどの分野における英国の発案や設計を盗み、商業的利益を得たり、契約条件などの秘密情報を収益源にしたりしようとする企てであったことは確言できる」とLobban氏は寄稿文のなかで明言している。また、「同様の手法が英国政府機関のコンピュータシステムから機密情報を取得する目的で使われていることも認識している。そのうちの1つが、2011年夏に行われた英外務省などの政府機関に対する重大な(だが不成功に終わった)攻撃だ」とも述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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