ソニーの「PlayStation Network」ユーザー7500万人超の個人情報が漏えいしたとされる問題で、早くも第1弾の訴訟が起こされた。
訴訟は米国時間4月27日、アラバマ州バーミングハムに住むKristopher Johnsさん(36歳)の名義で、カリフォルニア州北部地区米連邦地方裁判所に起こされた。Johns氏は、ソニーが「慎重に扱うべき利用者の個人データについて、その保護や暗号化、安全性確保のためにしかるべき措置」を講じなかったと訴えている。
Johns氏は、個人情報が漏えいした事実をソニーが同氏や他の顧客に通知するまでに時間がかかりすぎた点も問題視している。ソニーの対応が遅かったため、顧客は「クレジットカード番号の変更、情報が流出した口座の閉鎖、クレジットカードの利用明細書のチェックなど、被害を小さくするための措置をとるべきかどうか、十分な情報を得たうえで決定を下すこと」ができなかったというのが、Johns氏側の主張だ。
今回の訴訟は、金銭による賠償と無料でのクレジットカードの監視を求めるもので、集団訴訟の形を目指している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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