Netflix経営陣は、DVD郵送事業をスピンオフする計画を取りやめることを決定した。
つまり、「Qwikster」というサービスは少なくとも現時点では廃止されることになる。同社の経営陣がその計画を公表してからまだ3週間も経っていない。また、今回の決定により、Netflixの顧客には、1つのサイトにおいてウェブ上でストリーミングされるビデオを視聴するとともに、DVDを自宅に届けるように注文できるという、以前と同様のサービスが提供されることになる。しかしNetflixは、価格を引き下げることはしなかった。インターネットを介してストリーミングされる映画の視聴とDVDレンタルの利用料は、月額16ドルのままとなる予定である。
Netflixの最高経営責任者(CEO)であるReed Hastings氏は2011年9月、同社はストリーミングのみを提供することにしたと述べて、既に不満を抱えていた加入者らの反発を受けた。DVDをレンタルするには、新しいウェブサイトであるQwiksterを訪問しなければならなくなり、新しいアカウントとパスワードに加えて、追加の月額料金が必要となっていた。Netflixは成功を収めているシンプルなサービスを複雑にするという、考えられないことをしていると批評家らは述べた。長年にわたってNetflixを担当してきたアナリストであるMichael Pachter氏は、同氏が長い間見てきたすべての企業の中で「最も愚かな」動きだと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」