Appleが新たな訴訟の標的となっている。相手は、すでに別の訴訟でも争っている複数の企業だ。
最初の砲火を浴びせたのはサムスンだ。Bloombergの報道によると、サムスンは9月第4週にAppleを相手取って4件の訴訟を起こし、9月第5週前半にはこれらの訴訟に関連する最初の審理が始まるという。
訴訟の代理人は、オランダでの訴訟の内容をBloombergに語らなかったが、サムスンはこれまで、Appleのモバイル端末を標的にした訴訟で、特許を侵害したとして米国、欧州などの諸国でAppleを攻撃してきた。
これとは別に、S3 Graphicsは米国時間9月22日、3DレンダリングとVGAコントローラの回路に関する特許2件を侵害したとしてAppleを提訴した。2件の特許はいずれも1990年代に取得されたものだ。米デラウェア州連邦地方裁判所に提出された訴状には、特許を侵害した製品として、Appleのデスクトップパソコンおよびノートパソコンとともに、「iPhone」「iPad」「iPod touch」の名がはっきりと記されている。
S3 Graphicsによる今回の訴訟は、両社が以前に米国際貿易委員会(ITC)との法廷闘争に関わっていたことを考えると、特に注目すべきものだ。その結果、ITCは「Mac OS X」がS3 Graphicsの特許を侵害しているとして、Appleに一部不利な判断を下した。8月と9月に別々の訴訟でAppleを提訴したHTCは、VIA TechnologiesからS3 Graphicsを買収する計画を7月に発表している。
このほか、VIA Technologiesは22日、iPhone、iPad、iPod touchおよび「Apple TV」で特許を侵害したとしてAppleを提訴している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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