サンフランシスコ発--Facebookは米国時間9月22日、同社サービスに対する変更としては最大級のものとなる「Timeline」と「Open Graph」という新機能を発表した。両機能は、ユーザーが自分の情報を表示する方法や新しいコンテンツを発見する方法を根本から変えることになる。
Facebook最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、両機能を同社年次開発者会議F8で発表した。Zuckerberg氏が「皆さんの生涯の記録」と呼ぶTimelineは、Facebookにおけるユーザー情報の表示方法を大きく変え、「あなたに関する全ての話題、あなたが持っている全てのアプリ、そして、あなたが何者なのかを表現する新しい方法」を提示するとZuckerberg氏は述べた。
Timelineは、本日からベータ版が提供される。同機能は、人々に自分の人生を遡ることを可能にするとZuckerberg氏は述べる。「それは、各人の生涯を1つのページでどう言い表すかということだ」(Zuckerberg氏)
これは、Facebookの外観を非常に大きく変えることになる。Timelineによりユーザーは、ビジュアルタイル、アプリの取得方法、カバー写真などの新しい項目を目にすることになる。
さらに詳しく見ると、Timelineでは、ユーザーに関する全ての話題は、ページ左下に現在のウォールのように表示される。右側には、タイムラインがあり、全ての投稿をいくつかのポイントで分けて表示している。そして、ページトップには大きな「カバー写真」が表示される。これによりユーザーは、最も新しい投稿にすぐに戻ることができるという考えになっている。
Zuckerberg氏によると、Timelineはモバイル版も用意されているという。
Timelineでは、ユーザーは、最近共有したもの全てを見ることができるようになる。タイムライン上で年をクリックすると、その年までスクロールダウンされる。各年の中身を月ごとに表示することもできる。ユーザーは、特定の時点にマウスを移動すると、その時点に写真やノートなどの項目を追加するためのオプションが表示される。
さらに、Timeline上の項目は地図上にも投稿されるので、ユーザーが何をしたかが視覚的に見ることができる。地図は、FacebookとMicrosoftの提携に基づき、Bingをベースにしている。
現在ベータ段階にあるTimelineは、開発者がアクセス可能となっている。
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