「Melt Mail」は、受信専用の使い捨てメールアドレスを手軽に作成できるサービスだ。メールを受け取りたいが、自分のメールアドレスは相手に明かしたくないという場合に、最大で24時間利用できる使い捨てメールアドレスを発行することができる。
使い方は簡単で、サイトにアクセスし、使い捨てアドレスの有効期限(3/6/12/24時間)を選んだのち、転送先、つまり自分のメールアドレスを入力して「CREATE」を押すだけ。すると「ランダムな文字列@meltmail.com」という書式の使い捨てアドレスが発行される。このアドレスを相手に知らせてメールを送ってもらえば、本来の自分のメールアドレスに転送されるというわけだ。運営元が疑わしいサイトへの会員登録時などに活用できるだろう。
なかなか気が利いていると思えるのが、転送先のアドレスにGmailの+アドレスも使えること。Gmailではアカウント名の後ろに「+任意の文字列」を追加することでメールアドレスを増やせるが、メールアドレスに「+」の記号が含まれていると有効なメールアドレスとして認識してくれないサービスも多い。Melt Mailは、この+アドレスにも対応するので、メールアドレス漏えいへの最低限の備えにはなる。
また、Melt Mailには無料で使えるiOS用アプリも用意されている。こちらであればiPhoneから容易にメールアドレスが作成できるほか、期限切れを迎えていない使い捨てアドレスをワンクリックで表示できるので、作ったメールアドレスがわからなくなってしまうこともない。作成した使い捨てアドレスはクリップボードに自動的にコピーされるので、コピー&ペーストの手間もなくすぐに使えるのも便利だ。
気を付けなくてはいけないのが、PCから利用する際、作成されたメールアドレスをメモせずにうっかりウィンドウを閉じてしまうと、あとからメールアドレスを知る手立てがなくなってしまうこと。「Show your MeltMail in a small new window」というリンクをクリックすると、メールアドレスと残り時間が書かれた小窓がポップアップするので、利用中はそれを表示しておくことをおすすめする。
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