foursquareやそれに類する位置情報を基にしたチェックインアプリは、人によっては取るに足らないものかもしれない。しかし、これらアプリの人気は上昇している。
Pew Internet & American Life Projectが新たに実施した調査によれば、米国成人の少なくとも28%は、位置情報を使用したモバイルおよびソーシャルサービスを好んでいるという。
Pew Internetプロジェクトのリサーチスペシャリストであり、このレポートの共同執筆者でもあるKathryn Zickuhr氏は、声明で以下のように説明している。
目下のところ、米国人のすべてがソーシャルメディアサイトで自分の明確な位置を共有したがっているわけではないが、人々はそのほかの形で携帯電話機のジオロケーション(地理位置情報)機能を活用している。スマートフォンユーザーは自分の電話機を使い、あちこちで位置に関連した情報に素早くアクセスしている。
以下はそのデータの内訳だ。
こうしたユーティリティはスマートフォン用として作られているためか、上記の数値はスマートフォンユーザーのみを対象とすれば飛躍的に上昇する。その結果、3G/4G接続を利用したよりグラフィカルで高速のアプリでは、その使い勝手がさらに高まる。
例を挙げると、Pewの調査によれば、スマートフォンユーザーの12%がジオソーシャルサービスを利用し、55%ものユーザーがスマートフォンを使って現在位置を基にした道順案内やおすすめ情報を得ているという。
人口統計学的にみて、18~49才のスマートフォンユーザーが50才以上のユーザーに比べて、自分の携帯電話機でジオソーシャルあるいはロケーションベースのサービスを利用する傾向にあるというのは大きな驚きではない。だが、Pewによれば、自動的な位置情報のタグ付けに関しては、年齢別に分類されたソーシャルメディアユーザー間で著しい違いは見られなかったという。
なお、Pewによる今回の調査は、4月26日から5月22日の間に実施された、18才以上の米国成人2277人を対象とした固定電話および携帯電話でのインタビュー(英語およびスペイン語を使用)の回答を基にしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果