ソニーは米国時間9月6日、サイバーセキュリティを強化する目的で、かつて米国土安全保障省での公職にあった人物を雇用したと発表した。
ソニーの上級バイスプレジデント兼最高情報セキュリティ責任者に任命されたのは、Philip Reitinger氏だ。新設された役職でのReitinger氏の役割は、直面し得るセキュリティやプライバシーの脅威から同社の「資産およびサービス」を守る責任を果たすことだ。
Reitinger氏は、2009年に米国土安全保障省の次官補となり、その後米国立サイバーセキュリティセンター(NCSC)のディレクターに就任した。同氏は個人的な理由により、これらの役職を2011年6月に辞任した。
Reitinger氏の起用のわずか数カ月前、ソニーは、同社の「PlayStation Network」サービスが直面した最悪のセキュリティ侵害から大きな打撃を受けた。このオンラインプラットフォームは、ユーザーが他者とゲームをしたり、マルチメディアコンテンツにアクセスしたりできるようにするものだが、2011年4月にハッキングされ、膨大な数の顧客の個人情報が漏えいした。ソニーはすぐに同サービスの接続を切り、セキュリティを強化した数週間後に復旧させた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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