ベルリン発--ソニーは現地時間8月31日、GoogleのOS「Android」をベースとする新しい「WALKMAN」のプロトタイプを披露した。同社の音楽プレーヤーを現代のデジタル端末へと進化させることを目的としている。
今回披露されたWALKMANのプロトタイプは「音楽好きが音楽好きのために」設計したものであると、ソニーのエンジニアは当地で開催されたIFAエレクトロニクスショーのインタビューで述べた。しかし、このプロトタイプは、それ以上の製品になる可能性がある。同社の他のWALKMAN製品とは異なり、現在提供されている数千種類ものAndroidアプリケーションを実行し、Appleの「iPod touch」やその他多くの競合他社のスマートフォンにこれまで以上に対抗できるためだ。
「WALKMAN Mobile Entertainment Player」と呼ばれる今回のプロトタイプは現時点で、特殊なコントロールから、ソニーのデジタル音楽ファミリー製品の主要機能になるであろう機能にいたるまで、多様な音楽関連機能を搭載する。同端末は、Walkman製品ラインの中で最高のサウンド品質を誇るとソニーは述べている。同端末の音楽関連機能には以下のものがある。
ソニーは、プロセッサやバッテリ持続時間の詳細については語らなかったが、仕様の一部を公表した。同プロトタイプには、4.3インチ、800×640ピクセル解像度の大画面が搭載されている。また、この画面には、液晶ディスプレイと外側の画面の間の空隙をなくすことによって画質を向上させる無反射型液晶ディスプレイ技術が採用されているという。
また、Bluetoothヘッドホンや、DLNAワイヤレスネットワーク技術またはHDMIポートを搭載するテレビなど、他のデバイスに接続することができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス