ソーシャルゲーム企業のZyngaが、現在の株式市場の混乱を理由に新規株式公開(IPO)を2011年11月まで延期する可能性があるとNew York Postが報じている。
Zyngaは、早ければ9月にもIPOを行って、最大10億ドルの資金を調達することを目指していた。しかし、New York Postが「Zyngaの計画に詳しい」情報筋の話として伝えたところによると、同社は最近の株式市場の変動の激しさに懸念を抱いており、ひとまずIPOの実施を見送ることにしたという。
2007年創設のZyngaは、「FarmVille」「CityVille」「FrontierVille」といった人気ゲームによって、オンラインソーシャルゲームの牽引力となっている。同社は一部のゲームを「Facebook」で提供しているほか、さまざまなモバイルプラットフォームでも配信している。
Zyngaは、2011年の売り上げが10億ドルを超えるとみられ、今年最も期待を集めているIPOの1つだと、New York Postは伝えている。Zyngaは米証券取引委員会(SEC)への提出書類の中で、2011年3月時点における自社価値を110億ドルと評価していた。しかしここへ来て、株式市場の混乱がIPO市場全体の動きを鈍らせる事態になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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