米CNETは、ソニーの複数あるコンテンツ配信サービスが近いうちに新しい総称の下で運営されるようになるかもしれないとの情報を得た。
ソニーは現在、同社の音楽/動画ストリーミングサービスである「Qriocity」や「PlayStation Network(PSN)」など、複数のエンターテインメントストアを運営している。いくつかの情報筋が米CNETに語ったところによると、ソニーは9月にベルリンで開催されるIFA 2011で、新サービスの総称を発表する可能性があるという。現在そのサービスは、同社内で「Sony Entertainment Network(SEN)」と呼ばれている。
これは、近い将来にユーザーが「PlayStation 3(PS3)」や「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を起動すると、PSNの代わりにSENが表示されるようになることを意味しているのだろうか。米CNETの情報源によると、最初にSENの下で統合されるのはQriocityのMusic UnlimitedとVODサービスになる予定だという。ほかのサービスもいずれSENに移行する予定で、それにはPSNと「Reader Store」も含まれる可能性がある。
米CNETが得た情報によると、ソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役会長にまもなく就任する平井一夫氏がこの10年間で細分化してしまったソニーのユーザー体験を統合したいと考えていることが、今回の移行の理由かもしれないという。平井氏はPlayStation製品を含むソニーの全ての家電製品を見ているため、PSNがSENという総称に移行するのはもっともなことに思える。また、数百万件のアカウントを流出させ、23日間にわたるサービス障害を引き起こした不名誉なハッキングスキャンダルがあったことを考えると、PSNという名称から離れることはマイナスにはならないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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