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行きたいレストランをソーシャルに見つける「Retty」、CAVなどから資金調達

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 何度か行ったはずのお気に入りのお店を忘れてしまう――そんなうっかりを防ぐために、自分が行ったレストランや行きたいレストランの情報をソーシャルに“ログ”化することで、新しいお店や情報を発見しようというサービスが「Retty」だ。5月に公開された同サービスは順調にユーザーを獲得。8月23日にはサイバーエージェント・ベンチャーズや個人などから2200万円の資金調達を発表した。

Retty代表取締役の武田和也氏 Retty代表取締役の武田和也氏

 ここ数カ月、グルメ情報を共有するサービスがいくつもリリースされている。「SnapDish」や「Spoon!」、「MogSnap」など写真共有やモバイルでの機能を全面に押し出したもの、「ソーシャルランチ!」やRettyなどのソーシャルを全面に押し出したものなど、アプローチの方法は違うものの、どれも従来からのレストラン検索サービスに対抗して、ソーシャルな関係性の中からレストランやおいしい情報をレコメンドしようとしているのが特徴だ。

 Rettyのアプローチは非常にシンプル。「行ったお店」「行きたいお店」の情報をひたすら投稿していくというスタイルを取っている。「私もそうだったのですが、みなさん行ったお店や行きたいなと思ったお店について忘れがちです。だからログ化することを考えました」と語るRetty代表取締役の武田和也氏は、Rettyのサービスのコアがログにあると説明する。

「Retty」のスクリーンショット 「Retty」のスクリーンショット

 ユーザーが自分で投稿したり、ほかのユーザーが投稿したお店に「行きたい!」ボタンを押したりすることで、店舗情報が整理されていく。その上で、スマートフォンの位置情報をもとにして、以前行きたいと思っていた近所の店舗情報を取り出す、という使い方ができる。スマートフォン向けアプリは現在開発中で、9月にもリリースされる予定だ。

 高級店やいわゆる一見さんが入りづらいお店に行く機会を提供してくれるのもこのRettyの特徴かもしれない。というのも、従来のレストラン検索では見ず知らずの人がつけた星の数による評価が大きな指標として存在していたため、価格以外では行きやすい店舗なのかどうか分からなかった。しかしRettyでは、聞かないとわからない情報もソーシャルな関係性から提供される。そのため、「知ってる人が行ってるお店なら…」と足を運ぶきっかけを作りやすい。この点は写真だけでグルメ情報を共有するタイプのサービスと差別化できるポイントだろう。

 サービスを提供する武田氏は現在27歳。学生時代にEC事業を手がけるなどもともと起業への関心が強く、務めたIT系企業も「3年で起業する」といって入社したという根っからの起業家だ。退社後に渡米し、サンフランシスコで約1年間「ありとあらゆるサービスを調べ尽くした」(武田氏)そうだ。

 そしてソーシャルのトレンドが爆発するのを身近に感じながら「この先より多くの人たちがさらに多くの情報を発信し始めるはず」とRettyの構想をまとめ、2010年末に帰国して会社を設立した。「今後は長期にお店とユーザーを結びつけるサービスにしたい」(武田氏)

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