「今日なに食べる?」――この何気ない質問に対して、みなさんはどのように回答してるだろうか――残念ながら私が最も多く使う答えは「なんでもいいよ」だ。もちろんぐるなびも食べログも知ってるのに、だ。
スマートフォンの躍進もあって、現在日本では食に関するモバイルサービスが立て続けにリリースされている。ここ数カ月でローンチしたサービスを挙げただけで、「たべにこ」「Retty」「ソーシャルランチ!」「Spoon!」「SnapDish」とずらりと並ぶ。現在開発中の「foodfoto」など未リリースのものを含めるとまだこのラッシュは続く。
これらのサービスはぐるなびや食べログとどう違うのか。そして本当に「今日なに食べる?」という質問に答えてくれるのだろうか。SnapDishとSpoon!という特徴的な2つのサービスを実際に使って食べ歩きをしてみることにした。
今、北米で食とモバイルのサービスで注目されているのは「FoodSpotting」だろう。「食事にチェックインする」というキャッチフレーズとともにユーザーを増やしており、最近では日本でも使ってるユーザーをみるようになった。
一連のサービスの特徴は、おいしそうな食事の写真を全面に押し出すインターフェースだ。従来のグルメサイトでは、まず「検索」が最初のアクションとなる。場所を指定し、店舗を探させるというアプローチが一般的だった中で、これらのサービスは、おいしいものを起点にコミュニケーションや店舗情報提供などを設計をしている。
2つのサービスを比較した際、FoodSpottingに近いのがSpoon!だろう。さてなにを食べようとiPhoneアプリを立ち上げると、ログインなどの項目が表示される前に、まず近隣店舗の食事情報が画面に並ぶ。このあたりもFoodSpottingと同じアプローチだ。
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