MetaMoji(メタモジ)は、手書き入力が可能な日本語IME「mazec (J) for Android」を開発、8月1日からAndroid Marketを通じてベータ版の無料配布を開始した。
ベータ版は9月末までの期間限定での配布となっており、9月下旬には正式版の販売を開始する計画。MetaMoji代表取締役社長の浮川和宣氏は、製品版の価格こそ未定だが「目安としては、500円前後を想定している」という。
同社はiPhoneおよびiPad対応アプリケーションとして、mazecをIMEとして活用した「7notes」シリーズを製品化しているが、Android環境ではIME単体としての販売が可能であることから、mazecを独立させた形で販売する。
IME単体としての販売が可能になったことで、Android上で動作する任意のアプリケーションでmazecが利用できるほか、ウェブの検索画面などでも手書き入力が可能になった。
8月1日時点で、NTTドコモのGalaxy S II SC-02C、Xperia Acro SO-02C、MEDIAS WP N-06C、auのIS05、INFOBAR A01、ソフトバンクモバイルのAQUOS PHONE 007SHなど9機種での動作を確認。今後動作対応機種を広げ、ウェブサイトなどを通じて告知していく考えだ。
インストール条件はAndroid 2.1以降で、それ以前のバージョンには対応していない。また、Android 3.0には非対応。Galaxy Tabなどのタブレット端末、Life Touch Noteにも対応していない。
ベータ版を約2カ月に渡って先行配信することで、ユーザーの声を正式版にフィードバック。Android搭載の各種端末や、アプリケーションでの動作確認も進めることになる。
「より使いやすいインターフェースに改良し、最新版の辞書を搭載するなど、mazecの機能としては最新のものになる。スマートフォンの狭い画面のなかでも手書き入力をスムーズに行えるように、自動スクロール機能を用意するといったように、使い勝手の面でも進化を遂げている」とした。
なお、同社では、Android対応の7notesシリーズの製品化も検討しているという。
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