ナルシストなリーダーと付き合うための5つのヒント

Margaret Heffernan (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2011年08月23日 08時00分
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 変化の激しい時代には、壮大なビジョンと勇気を併せ持つとともに、周囲の動向を無視できるだけの度量を持ったリーダーが求められる。こういった人物として、BPの最高経営責任者(CEO)を務めたJohn Browne氏や前IMF専務理事のDominique Strauss-Kahn氏を挙げる人も多いだろう。

 こういった人々は、必ずしも好感度が高いわけではないものの、あなたを成功へと導ける人物であり、真の変革をもたらすことのできる唯一のリーダーであるかもしれない。この種のリーダーの下で働くのはやりがいがあり、勉強になり、刺激的であり、キャリアの面で有益ともなるはずだ。とは言うものの、そのようなリーダーの下で働き続けることは精神的にも、仕事の上でも大きな負担となる。

ナルシストとは?

 精神分析医によると、ナルシストは独立心が強く、革新的であり、権力や栄誉を重要視するという特徴を持っている。ナルシストは迷ったり、二の足を踏んだりすることがほとんどなく、果敢に行動するのだ。そして、自らの考えに夢中になるあまり、リスクや問題、微妙なさじ加減が分からなくなってしまうのである。彼らは誤った考えに基づいて皆をあらぬ方向に導いたとしても、そのことにすら気付かない。また、ナルシストは人間関係に関するスキルが低いうえに、あらゆる反対意見を個人攻撃ととらえてしまう。彼らは他者の感情に敏感とは言えない一方、自らが少しでも軽視されたり批判されたりすると、感情的に受け止めてしまうのだ。

 こういったナルシストなリーダーとうまくつき合うヒントを以下に紹介したい。

#1:プラス面に目を向ける

 ナルシストが優れたリーダーとなり得る理由は、自らがビジョンを持っており、周囲から奇異の目で見られても気にしない(あるいは気付かない)ほど自身の考えに没頭するためである。こういった性質を変えようとしてもほとんど意味がない。大きな変革というものは、周囲の状況に気を配るリーダーによって成し遂げられるのではなく、自らのビジョン以外は目に入らないリーダーによって成し遂げられるのである。そこであなたに求められるのは、リーダーのナルシストゆえの欠点に目をつぶれるようになることだ。ただし、鈍感になれと言っているわけではない。つまり、リーダーの素晴らしい点と、常軌を逸する可能性とを見分ける能力は持ち続けなければならないということだ。

#2:ナルシストと競うなかれ

 ナルシストの自尊心に匹敵する自尊心など存在しない。当然ながら、ナルシストの自尊心を凌駕する自尊心も存在しない。あなたが考えるべきことは、彼らの成果によってあなたの成功が後押しされるかどうかである。もしも答えがイエスであればそれでよい。これに対して、あなたの成功の足かせになるというのであれば、そのようなリーダーから早々に離れる道を探すのがよいだろう。

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