Appleが出願した特許が新たに公開された。同特許は、プロジェクタがいつの日か、コンテンツの共有を容易にするため、携帯電話、タブレット、ノートブック用アクセサリなどの将来のApple製品に組み込まれる可能性を示唆している。
この「Projected display shared workspaces(共有作業空間の投影画面)」と題された特許は、2010年2月に出願され、Patently Appleが米国時間8月11日朝に取り上げている。同特許は、画面上の表示を周囲にある面に投影するシステムについて概略を述べている。興味深いのは、複数のデバイスからの投影を1つにまとめられるところで、ここから「共有作業空間」と名付けられている。
この特許出願では、「消費者は、電子デバイスに保存されたデータを頻繁に他者と共有する」が、ポータブルデバイスは通常、小さな画面を搭載しているため、複数人での共有を難しくしていると述べる。Appleは、デバイスにプロジェクタを持たせ、それぞれをリンクさせることでこの問題を解決しようとしている。その結果、サーバ、または、Bluetooth、ZigBee、近距離無線通信(NFC)などの近距離転送技術を使ってデータをデバイス間でやり取りしながら、より大きな場所にメディアやドキュメントを表示できるようにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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