Appleがついに、電子書籍端末アプリケーションに対する規制を強化した。同社の新しいアプリ内定期購読(サブスクリプション)規則を施行し、デジタル書籍の購入や定期購読のための外部メカニズムへのリンクをすべて削除することをアプリケーション開発者らに求めた。
Amazon、Barnes & Noble、およびカナダを拠点とするKoboは、自社の「iOS」用電子書籍アプリケーションを変更した。Barnes & NobleはiPad用「NOOK」アプリケーションをApp Storeから一時的に削除し、米国時間7月25日昼に配布したプレスリリースで「対話式の雑誌閲覧体験をNOOK Colorで初めて」提供するために同アプリケーションをすぐにアップデートする予定であると述べた。
Appleは、App Storeの定期購読規則をこれまでに2度変更している。同規則では、アプリケーションで発生した売り上げの30%をAppleに支払うことが各企業に求められている。電子書籍アプリケーションである「Kindle」、Nook、「Kobo」はこれまで、アプリケーションの外部にあるウェブベースのインターフェースへと顧客を導くことにより、この支払いを免れてきた。
Appleは2月、 App Storeの定期購読規則を導入し、基本的にその新しい規則の下では、電子書籍の販売者がAppleに手数料を支払うことなくアプリケーションを稼働し続けることはできないようにした。同社は6月、自社の規制をやや緩和したが、それでも、その新しい規則は、購入用の外部メカニズムへのリンク(例えば、「購入ボタン」など)を削除することを開発者らに求めるものだった。
今回の変更後も、iOS端末からKindle、Kobo、Nook Kidsライブラリにアクセスし、これらの電子書籍アプリケーションでこれまで提供されていたすべての機能を利用することができる。しかし、電子書籍をそれぞれの企業のウェブサイトで購入し、アプリケーションを介してライブラリを同期することが必要になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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