誰もがスマートフォンを使っているわけではないという現実を、Facebookが受け入れることになった。
従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)向けアプリ「Facebook for Every Phone」が公開され、ダウンロード提供が始まった。Facebookによると、ニュースフィードの閲覧、メッセージ受信箱の確認、写真の閲覧などができるという。写真のアップロードや、連絡先からの友だちの検索も可能だ。
Facebookにとってフィーチャーフォンの大きな限界は、有料のデータ通信サービスを使用していないユーザーが多いことだ。Facebookアプリはデータ通信がないと機能しない。同社は今回アプリの提供開始を発表した投稿でこの現実を認めた上で、世界各地の多くの通信事業者と提携し、このアプリ向けに90日間、無料のデータ通信サービスを提供することでこの問題に対処すると説明している。
驚くことに、無料のデータ通信を提供する企業のリストには、米国の事業者が入っていない。米国内のユーザーにも拡大されるのか、Facebookにコメントを求めたが、この記事の執筆時点でまだ返答は得られていない。
Facebookによると、このアプリはJavaが利用可能な2500機種以上の携帯電話端末に対応しているという。同アプリは、同社のモバイルページにアクセスして下にスクロールするとダウンロード用のリンクがあるので、それをクリックすると入手できる。ほかにアプリストアのGetJar、Appia、およびMobile Weaverでも提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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