Facebookを使った詐欺やウイルスは日々増えているため、同社が先日発表したビデオチャット機能を詐欺に悪用しようとする者がいるのも不思議ではない。
Facebookの「Video Chat」に似せた「Video Call」という名称のアプリケーションを装う新手の詐欺が登場したと、Sophosの「nakedsecurity」ブログが報じている。これはユーザーを巧みに欺いて「アプリケーションにむやみに多くの許可を与えさせようとする」ものだ。
しかし、じっくりメッセージを読んでみれば許可の要求にいろいろ問題のあることが分かる。そもそも、Facebookが直接提供するアプリケーションがユーザーデータにいつでもアクセスできる許可を求めてくるだろうか?Facebookからはすでにアクセス可能な状態なのに。また、ビデオ通話アプリケーションがウォールやニュースフィード欄に投稿する必要はないとも言える。もっとも、「Google+」のGoogle Hangouts機能は同様のことをしているが。
今回の詐欺はこれまでFacebookで見られたほどひどく有害なものではなさそうだ。今回のものはユーザーの友人にスパムを送信し、詐欺を仕掛けた者に紹介料が発生する調査サイトにユーザーを誘導していく。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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