電子メールや共同作業向けのオープンソースソフトウェアを制作しているOpen-Xchangeは先週、Facebookの連絡先リストを「Google+」で再構築できるようにするツールを公開したが、最高経営責任者(CEO)であるRafael Laguna氏は、氏名を読み取るためにツールで使用していたAPIキーをFacebookが無効にしたことを明らかにした。
Facebookはこの動きに対して2つの理由を挙げ、ポリシーに違反しているアプリケーションを再び有効にすることはないとしている。
1. ユーザーの友達リストは、ユーザーが同意した場合であっても、アプリケーションの外で使用することはできない。ただし、アプリケーションに関連付けられている複数のユーザー同士の関連を使用することはできる。(FPP II.11)
2. ユーザーが持つ友達のデータは、そのユーザーのアプリケーションにおける体験の中でのみ使用できる。(FPP II.4)
Facebookは米CNETに対し、この行動はFacebookユーザーを保護するためのものだと述べた。同社は声明で、「われわれはユーザー保護を常に検討し改正しており、規約に違反するプラットフォーム統合を見つけた場合は速やかに対応する」と述べている。
Laguna氏はFacebookにあてた書簡で、Open-XchangeはFacebookのAPIを使用して氏名を抽出しており、いかなるものにも違反しているとは認識していないと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス