M・ザッカーバーグ氏の考える「今後5年のFacebook」--製品発表イベントでの発言より

 Facebookは米国時間7月6日、カリフォルニア州パロアルトにある同社本社でイベントを開催し、ビデオチャット機能グループチャット機能、チャットツールのデザイン刷新発表した。ここでは、同イベントに登場したFacebook最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏の発言から、興味深いものをいくつか拾ってみた。

Facebookの新しいビデオチャット機能を紹介するCEOのMark Zuckerberg氏 Facebookの新しいビデオチャット機能を紹介するCEOのMark Zuckerberg氏
提供:James Martin/CNET

  • ソーシャルネットワークは現在、「転換点」にある。これまでソーシャルネットワークは人々の繋がりに関するものだった。「人が繋がっているための新しい方法はこれだ」とか「どれだけの人が繋がっているか見てよ」とか。人々はこの1〜2年、ソーシャルネットワークがどれほど広まるかという疑問を持っていた。このようなチャプター(章)は、多かれ少なかれこの時点で終了したと考えている。
  • 次の5年間のトレンドは、繋がりの数ではなく、その上で何を築くことができるかになる。
  • 過去数年間がユーザーの伸びとアクティブユーザーについてなら、次の5年はそのような数値についてではなくなるだろう。人々が得た価値の量、費やした時間、アプリの数、動かした経済で測定されることになるだろう。
  • 共有をする人の割合は増加している。指数関数的な割合で増加している。前年と比べ、共有量は約2倍となっている。このトレンドは、今後2年間で倍増を続けると思われる。
  • ユーザー数は7億5000万。この数値を発表していないのは、このような数値の追跡に価値があるとFacebookは考えていないからだ。
  • 2004年に人々が1日あたりで共有していたのは0.1件だった。その後、写真の共有、ニュースフィードのステータスアップデートなどにより共有件数は増加した。
  • われわれは、(共有の成長に関する)指数関数カーブの「屈曲部」にいる。今後開発される機能は、共有に指数関数的成長をもたらす。
  • 指数関数的に伸びている共有の件数を対数表示化したグラフ 指数関数的に伸びている共有の件数を対数表示化したグラフ
    提供:James Martin/CNET

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