Sprint NextelがLightSquaredとネットワークの共有で合意し、米国時間7月28日に行われる決算会見の場で正式発表する予定だと、この件に詳しい情報筋が明らかにした。
この合意は、LightSquaredが構築予定の4G LTEネットワークのバックボーンとしてSprintのネットワークが使用されるというもので、これによりSprintの4G戦略の方向性がある程度明らかになるだろう。Sprintは、2011年半ばまでに次世代ネットワーク計画について最新情報を提供することになっていたが、発表を先送りしていた。
Sprintは、Clearwireと提携し、同社の4G WiMAXネットワークを用いて早い段階で4G市場に参入していたが、最近になって独自のネットワーク計画を固めたいとの意向を示していた。Sprintはすでに、自社ネットワークの大幅な見直しにより複数の無線技術を同時に使用可能にする「Network Vision」計画を発表している。
Sprintが戦略転換に動くとみられる背景には、競合各社がそろって取り組みを強化している現状がある。Verizon Wirelessは、米国での4G LTE展開地域が近く100都市を超える見通しだ。AT&TおよびT-Mobile USAも、地域によってはWiMAXより高速だとうたうHSPA+無線ネットワークを急速に拡大させている。加えて、AT&Tは2011年夏に全米5都市でLTEネットワークを立ち上げる計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方