電力不足を乗り切る「節電テレビ」の選び方(前編) - (page 2)

エースラッシュ2011年07月14日 06時00分

東芝「REGZA」/計画停電時に最適なバッテリ内蔵モデルも登場

  • アプリ「RZ節電リモ」

 東芝「REGZA」の全シリーズには、画面の明るさを抑えるモードが搭載されている。たとえば「42Z1」の場合、標準設定と比べてバックライトピーク出力を50%抑制する「減1」で年間消費電力を22.6kWh削減可能。バックライトピーク出力を75%抑制する「減2」なら、年間消費電力を34.0kWhも削減する効果を生み出している。

  • REGZA 19P2

 また、視聴環境と映像ソースから最適な画質に自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」は、高画質に加えて節電効果も生み出してくれる機能だ。そのほか、スマートフォンやタブレットPCとの連携機能も充実しており、電力会社からの電力需給状況をグラフ化し、自動で節電レベルを設定するアプリ「RZ節電リモ」なども用意されている。

 さらに東芝では、バッテリ内蔵の19V型液晶テレビ「19P2」を発表している。最大の特徴は、なんといっても電源オフ時に充電したバッテリで約3時間の番組視聴が可能なこと。「夜間充電モード」を使えば、電力需要が少ない夜間のみ充電することもできる。実はこの製品、もともと停電が多い新興国向けに販売していた「Power TVシリーズ」を、東日本大震災を受けて日本向けに仕様変更したもの。こうした応用の早さも技術力の証しといえるだろう。

三菱電機「REAL」/「ECOメーター&ECOモニター」で節電効果を実感

  • REAL LCD-46BHR500

 三菱電機の「REAL」にはLEDバックライトはもちろん、視聴環境に応じて画面の明るさを自動調整する「明るさセンサー」、ジュニアやシニア層向けに輝度や色味を自動調整する「視聴者設定」、さらには「映像モード」、明るさセンサー、「視聴者設定」「明るさ順応設定」を消費電力の少ない画質にまとめて切り換えられる「ECO画質設定」などが装備されている。

  • REAL LCD-55MDR1

 また、日々の節電効果を実感できる「ECOメーター&ECOモニター」も見逃せない機能だ。これは省エネ設定時と非省エネ設定時を比べて、電気代やCO2排出量がどのくらい削減できているかを数値とグラフで分かりやすく表示してくれるもの。「もう少しで電気代を1000円節約できる」といった、目標の設定や節電意欲の向上にも役立つ。

 そのほか、部屋の電気が消えると自動で電源を切る「センサー節電」、放送終了から約10分で電源を切る「無信号時電源OFF」、無操作状態が約3時間以上続くと電源を切る「無操作時電源OFF」、長時間外出する際に待機消費電力を0Wにできる「主電源[切]時0W」なども搭載されている。

 次回は「電力不足を乗り切る『節電テレビ』の選び方(後編)」をお届けする。

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