Facebookに登録した友人の連絡先情報をエクスポートするツール「Facebook Friend Exporter」の開発者Mohamed Mansour氏は米国時間7月5日、Facebookがこのツールの機能をブロックしていることを明らかにした。Mansour氏によれば、Facebookは5日から、ユーザーのプロフィールから友達の電子メールを削除し始めており、そのためにFacebook Friend Exporterが機能しなくなっているという。
Facebook Friend Exporterは「Google Chrome」向けの拡張機能で、友人の電子メールアドレスや誕生日、電話番号などの情報を、テキストファイルに保存したり「Gmail」に直接インポートしたりするためのツールだ。この機能をGoogleの新しいソーシャルネットワークサイト「Google+」を利用するユーザーが使えば、連絡先情報を再構築しやすくなる。
Googleは、ユーザーが連絡先情報をエクスポートできるべきだと考えており、そのためのツールを提供している。一方Facebookは、ユーザーが自身でアップロードしたものをエクスポートするツールしか提供していない。このツールが提供する友達リストは、名前がプレインテキストで並べられている。
Facebookの措置には効果があったようだ。Facebook Friend Exporterを利用する多くのユーザーは、このツールを使っても名前とFacebookページのアドレスしかエクスポートされなくなり、電子メールアドレスがエクスポートできなくなったと報告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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