ヤマハは、薄さ1.5mmの「TLFスピーカー」を発表した。平面上の形状や2Wという低消費電力をいかし、交通広告などサウンドサイネージとして利用していくという。
TLFスピーカーはA0サイズの「TLF-SP1-A0」、B1サイズの「TLF-SP1-B1」の薄型スピーカとTLFアンプモジュール「TLF-AM1」から構成される。スピーカは指向性が鋭く、スピーカのほぼ正面方向にのみ音を出せるという特長を持つほか、スピーカからの距離が近くても遠くても音量があまり変わらずに、明瞭にささやくような音を届けることが可能としている。
そのため、限られたエリアに音を提供したり、複数並べてそれぞれ別の音を提供したりできるとのこと。ヤマハでは店舗や交通広告など幅広い用途に利用できる「サウンドサイネージ(音響看板)」としてビジネスを推進していく方針だ。
スピーカは大判の形状で、全面に画像や文字の印刷にも対応する。曲面での利用もできるので、形にとらわれない自由な設置ができるとのことだ。
TLFスピーカーは、A0サイズまたはB1サイズのスピーカーとアンプをセットにした「ヤマハ TLFスピーカーサンプルセット」を10月上旬から出荷する予定。サンプル価格は10万5000円になるとしている。なお、7月6~8日まで東京ビッグサイトで開催される「販促EXPO」にも出展される。
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