“いつも”と“もしも”両立したパナソニックの新家電--太陽光で60時間照射のLEDライトなど

 パナソニックは7月5日、ソーラーパネルと充電池を備えたコンパクトソーラーライトとインテリアライト、ランタン、ポータブル電源など、防災4製品を発表した。全商品8月26日に発売する。いずれも東日本大震災を受け高まっている防災意識に応えるため、開発されたもの。従来の防災製品とは異なり「しまいこんだりせず、普段の生活でも活用してほしい」というコンセプトのもと作られたという。

パナソニックのアプライアンス・ウェルネス マーケティング本部本部長である中島幸男氏 パナソニックのアプライアンス・ウェルネス マーケティング本部本部長である中島幸男氏

 パナソニックのアプライアンス・ウェルネス マーケティング本部本部長である中島幸男氏は「東日本大震災を受け、防災意識が高まり懐中電灯や電池など具体的な備えをする人が増加してきた。また、昨今の電力不足による節電で停電時の準備をする人も多い。停電時必要なものと言えば『あかり』と『情報』。しかしそれらを得るために忘れてならないのが電池だ。パナソニックでは『いつもの便利』と『もしもの備え』の両方を満たす、防災4製品を商品化した。どの製品にも創エネ、蓄エネ、省エネというパナソニックの思想と技術を盛り込んでいる」と、発売の経緯を話した。

  • 司会進行はアナウンサーの雨宮朋絵さんが務めた

  • 防災商品群

  • 発表会場は節電を意識して、場内の照明の消費電力を抑えた形で開催された

 コンパクトソーラーライト「BG-BL01G」は、文庫本サイズの本体にソーラーパネル、充電池、LEDライトを搭載した。ソーラーパネルは両面から発電ができる「HIT太陽電池」を採用することにより、発電ロスが少なく高い変換効率を実現。天候による太陽光からの充電電流の変化に強く、低温や高温環境下での電池劣化を防止する充電制御と合わせて搭載した。

 充電池は単3形「エボルタ」を2本装備。取り外して通常の充電池として利用することができる。ソーラーパネルのほか、USB経由での充電に対応し、約7時間で満充電になるとのことだ。USB出力端子も備え、USB対応のモバイル機器などに給電することもできる。

 本体サイズは高さ104mm×幅152mm×奥行き24mmで、重量は約150g(電池除く)となり文庫本程度。LEDライトの動作時間は強で約10時間、弱で約60時間にとしている。店頭想定価格は6000円前後になる。

  • コンパクトソーラーライト「BG-BL01G」。片面はソーラーパネル、もう片面はLEDライト

  • 単3形の充電池エボルタ2本が同梱される

  • USB端子も備える

 無接点インテリアライト「BG-KL01H」は、置くだけで簡単充電ができる無接点充電方式を採用。インテリアライトとして使用できるほか、持ち上げるだけで懐中電灯のように使えるサーチライトの2ウェイ機能を備える。電源は単3形の充電池「エボルタ」2本を同梱。本体は電源の遮断を検知するため、停電時には自動的にインテリアライトが点灯するとしている。

 本体サイズは直径105mm×高さ136mmで、重量は約230g(電池除く)。動作時間は強が約3.5時間、弱が約15時間、サーチライトとしては約2.5時間の使用が可能。店頭想定価格は1万円前後になる。

  • 無接点インテリアライト「BG-KL01H」

  • 充電台に単3形の充電池エボルタが装備されている

  • 本体を傾けるとサーチライトとして点灯する

 容量3200mAhのニッケル水素電池を内蔵した充電式ランタン「BG-BL02H」は、約3.5時間の充電で強で約5時間、弱で約20時間の使用が可能。四隅にフックを設け、持つ、置くのほか吊るすなどさまざまなスタイルで使用できるとしている。本体同士を縦に連結して使用することも可能だ。本体サイズは高さ153mm×奥行き120mm、重量は約590g。充電回数は300回程度としている。店頭想定価格は5000円前後。

 ポータブル電源「CB-LS01H」は、リチウムイオン電池を内蔵し、AC100Vの出力ができる。本体にはAC電源のほか、USB端子も備え、USB機器への給電も可能。19V型のテレビであれば約2.5時間の視聴に対応するほか、PCなどにも利用できるとしている。

 本体サイズは、高さ85mm×幅220mm×奥行き250mmで、重量は約3kg。本体には把手も用意し、持ち運びにも対応する。前面には、電池残量表示のほか、LEDライトを装備。停電時は5分間LEDライトが点灯するとしている。

 充電はACアダプタ(約3.5時間)と、シガライター(約4.5時間)の両方で行える。店頭想定価格は10万円前後になる。

  • 充電式ランタン「BG-BL02H」

  • ポータブル電源「CB-LS01H」。サイドには把手とベルト穴が設けられ持ち運びしやすくなっている

  • ポータブル電源は、会場内で登壇する人の手元を照らすライトの電源としても使用されていた

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