三洋電機は6月9日、充電池「eneloop」に高容量タイプの「eneloop pro」と、過昇温防止機能を備えた「eneloop plus」を追加した。
eneloop proは、2400ミリアンペアアワーの高容量充電池だ。1900ミリアンペアアワーの「eneloop」に比べ、約25%高容量化し、長時間の使用が可能になるとしている。三洋電機によると従来製品に比べ、デジタルカメラでは約18%アップの約609枚の連続撮影、LEDライトでは約31%長持ちの約357分の連続使用を実現するとしている。
1年後でも約75%の容量残存率を誇る。三洋電機では、デジタルカメラやカメラのフラッシュ、LEDライトなど長時間使用が求められる機器への使用を推奨している。発売されるのは単3形のみ。ボディカラーはブラックとなる。2本セットの「HR-3UWX-2BP」(価格・1260円)と、4本セットの「HR-3UWX-4BP」(店頭想定価格:1900円前後)、充電器をセットにした「N-TGR01WS」(同:4500円)がリリースされる。発売は7月21日で、充電器セットのみ9月21日になる。
eneloop plusは、ゲームやラジコンなど高い安全性が求められるおもちゃに最適な充電池だ。容量は1900ミリアンペアアワーで、繰り返し使用は約1500回可能とeneloop同等の性能を持つ。
電池本体にポリマー系のPositive Temperature Coefficient(PTC)サーミスタを内蔵したことにより、万一の誤使用時の電池温度上昇を抑制できるとのこと。PTCサーミスタとは素子温度がある温度に上昇すると、急激に抵抗値が上昇するデバイスで、これにより温度上昇を抑制する。
ボディカラーはホワイトで、シルバーのロゴが入る。発売されるのは単3形のみ。2本パックの「HR-3UPT-2BP」(価格:未定)、4本パックの「HR-3UPT-4BP」(同:1900円前後)、充電器セットの「N-TGN01PS」(同:4500円)が用意される。発売は12月1日。
eneloopブランドは、1900ミリアンペアアワーで約1500回の繰り返し使用ができるeneloop、950ミリアンペアアワーで約2000回の繰り返し使用ができる「eneloop lite」とあわせて全4シリーズ展開になる。
あわせて、ワイヤレス充電の国際規格「Qi(チー)」に適合した無接点充電器「N-WL01S-W/K」(店頭想定価格:2000円前後)も7月21日から発売される。単3形のeneloopを2本同梱し、単4形の充電も可能。Qi規格に対応する充電パッドに置くだけで充電が開始される。eneloop pro、eneloop plusの充電もできる。
充電時間は単3形のeneloop/eneloop plusで約180分、eneloop proで約230分、eneloop liteで約90分程度としている。充電器サイズは高さ26mm×幅73mm×奥行き34mmで、重量は約30g(電池含まず)。電池のショートなどを防ぐ、キャリングケースとしても利用可能だ。
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