キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)ITグループのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は6月28日、ESETが開発したAndroid向けセキュリティソフト「ESET Mobile Security for Android」の各種ハードウェア向け展開のために、Androidの標準化団体であるOESF(Open Embedded Software Foundation)に加入するハードウェアメーカーとビジネス連携を推進すると発表した。
OESFは、オープンソースのプラットフォームであるAndroidを、スマートフォン以外の組み込みシステム機器全体に拡大させることで日本が得意とする組み込み系技術による新市場開拓を行い、世界をリードするために組織された標準化団体。キヤノンITSは、OESFの会員であるESETと共同で各種ハードウェアメーカーと連携し、ESET Mobile Security for Androidの実装を通じてAndroid端末のセキュリティ対策を推進していくとしている。
ESET Mobile Security for Androidは、脅威からリアルタイムにAndroidを守るためのウイルス対策、スパム対策、盗難対策、リモートロック、パスワード保護、セキュリティ監査などの機能を搭載。ESETのウェブサイトでベータ版プログラム(英語版)が公開されている。
キヤノンITSは、Androidについて、スマートフォンへの搭載で急速に普及が進み、今後は各種モバイル端末やタッチパネルディスプレイ機器などへの搭載が見込まれると説明。頻繁なOSのバージョンアップや端末ごとに形を変えたカスタマイズ導入で、思わぬセキュリティホールが生じるなどセキュリティ対策が課題ととらえている。
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