シンプルなフォルムのKH3900、ピンク色のボディに「Show」の表記があるが、これは韓国のケータイキャリアのロゴをそのままいただいちゃっているもの。実はいきなりイケナイケータイなんだけど、ま、ここは大目に見てやってほしい。カメラだけがちょこんとついている姿はまるでキャンディのような色合いで、このロゴは逆になくてもいいのにねぇ。
持ってみると手のひらにすっぽり収まるほど小さく、やはり男性よりも若い女の子をターゲットにしているのは明らかだ。ピンクのボディ表面をよーく見ると何やらイラストが掘り込まれている。光の加減を変えて見てみるとブタのイラストが入っているのだ。でもこれ、特にイラスト部分が光るわけでもなく全然目立たない。「なんか描いてみましたー、でも失敗しちゃいましたー」そんな会話がKH3900を作った会社の社内で交わされているのが目に浮かぶようだ。
一方、本体の裏側もデザインはよい。カメラの左右にはスピーカの穴があるが、ステレオのようでもちろんモノラルである。また「LC」のロゴがあるが、うーんこれってやっぱり「LG」だよな。てかKH3900のメーカー名は不詳なのだが、このLCが一応メーカー名ってことなのかもしれない。電池カバーをはずしてみるとビンゴ!電池にもしっかりとLCのロゴが入っている。なおLCの文字の横にある顔のようなマーク、これもかなり微妙というか、ほとんどLGのものにクリソツだ。まぁ外見だけじゃ韓国っぽいかどうか自信が持てないのでメーカー名も真似ちゃいました、ってことなんだろう。
なおトンデモケータイ標準機能ともいえるデュアルSIMカードにこのKH3900も対応している。但し小さいボディに2枚のSIMスロットはかなり無理があったらしく、SIMカードは2枚重ね、しかも下の1枚のスロットには紙製の取っ手があり、それを引いてSIMカードを抜き取る構造になっている。そこまで無理してSIMカードを2枚入れなくてもいいと思うんだけど、トンデモケータイでSIMカードが「たった1枚しか」入らないなんて今の時代、ありえないのだ。
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