英国で現地時間6月21日に逮捕され、ハッキングに絡む5件の罪で起訴されていたRyan Cleary容疑者(19歳)が保釈となった。
Nicholas Loraine-Smith裁判官は27日、Cleary容疑者の保釈を許可したが、条件としていくつか制限が課された。The Daily Mirrorの報道によると、午前9時から午後7時までは外出禁止、電子タグの装着と、外出時には両親のどちらかが同伴することを義務付けられている。また、インターネットへの接続、およびインターネットに接続可能な製品の所持は禁じられている。
Cleary容疑者は先週、一連の分散型サービス拒否(DDoS)攻撃に関与した疑いで逮捕された。当初の報道では、同容疑者はPBS、ソニー、米中央情報局(CIA)などに攻撃を仕掛けたハッカーグループLulzSecの主要メンバーだとされていた。しかし、LulzSecは先週、同容疑者はIRCサーバにある数多くあるわれわれの合法的なチャットルームの1つ」をホストしていただけだとして、関与を否定している。LulzSecは50日間にわたった攻撃活動のすえ、先ごろ解散したとみられる。
英国当局はCleary容疑者をLulzSecと結びつけるには至らなかったものの、英重大組織犯罪対策庁(SOCA)、国際レコード産業連盟(IFPI)、英国レコード産業協会(BPI)などにDDoS攻撃を仕掛けた容疑では、同容疑者を起訴している。
Cleary容疑者は25日に英国の裁判所から保釈を許可されたが、検察がこれを不服として拘留が続いていた。そして今回も検察側は保釈に異議を申し立てたが、裁判官はこれを退けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」