サイボウズ、SharePoint 2010ベースのグループウェアを日米同時提供

田中好伸 (編集部)2011年06月23日 14時41分

 サイボウズは6月23日、日本マイクロソフト(日本MS)の「SharePoint Server 2010」をベースにしたグループウェア「Cybozu SP Apps 2010」を6月27日から日米同時に提供することを発表した。2012年1月末までに国内55社、北米40社への導入を目指す。

 サイボウズと日本MSは2009年9月にグループウェア製品の開発と提供で業務提携しており、2010年6月から「Cybozu SP Apps」を提供している。サイボウズは日本MSと米Microsoftの支援で、北米を皮切りに海外市場に本格参入することになる。

 Cybozu SP Apps 2010は、SharePoint Server 2010上でコラボレーションを支援するアプリケーション。サイボウズのグループウェアでよく使われている、スケジュールとディスカッションの機能を「Cybozu SP スケジューラー」と「Cybozu SP ディスカッション」として提供する。日本語と英語の言語切り替えやタイムゾーンにも対応しており、グローバルにも対応できるとしている。

 Cybozu SP スケジューラーは、グループスケジューラーや空き時間検索に特化したビュー、Outlookに慣れたユーザー向けのビューを搭載している。直感的な操作でメンバーや施設のスケジュールを管理できる。予定ごとにコメントを書き込めることでグループ内でのきめ細かな情報を共有できるという。価格は49万8000円。

 Cybozu SP ディスカッションは、エンドユーザーが簡単にトピックごとに公開か非公開かを選択して、SharePoint Server上の掲示板で議論できる場を作成できる。メールボックスに重要な情報が埋もれることなく、チーム内の情報資産として効率的に共有できるとしている。価格は49万8000円。

 サイボウズと日本MSは今後もCybozu SP Apps 2010シリーズを拡充していくことも明らかにしている。9月にSharePoint Server 2010の標準のリスト機能を使いやすくするツール群「Cybozu SP List Kit」の発売、2011年末にCybozu SP スケジューラーとCybozu SP ディスカッションがExchange ServerとOutlookと連携できるようにする予定としている。2012年上半期には、スマートフォンの専用アプリからCybozu SP Apps 2010を利用できる「SP List Mobile KUNAI」を提供する予定も明らかにしている。

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