LAN上で視聴するための設定は上のとおりだが、これ以外に面倒な作業が2つある。1つはWAN側から視聴するためのルータの設定、もう1つはリモコンの設定だ。
まずルータについてだが、外出先から見る場合、特定のポートを開放してやる必要がある。本製品はUPnPをサポートしており、基本的に自動で設定されるが、筆者の環境ではうまく動作しなかったので、手動でルータのポートを開放してやる必要があった。参考までにバッファロー製ルータでの設定内容を記しておくが、こうした作業をしたことがない人にとってはやや面倒だろう。
もう1つはリモコンの設定だ。本製品はリモコンの機能を学習させることにより、配信先のPCやスマートフォンの側から、チャンネルを切り替えたり、HDDレコーダーの録画機能をコントロールしたりできる。ただしそのためには手動でリモコンの機能を一つずつ入力して学習させる必要があり、かなりの根気が必要になる。販売元ではリモコン設定ファイルをウェブ上で公開しているが、対象は同社製のチューナのみなので、実質手動となる点は、注意しておいたほうがいいだろう。
なおWAN経由での画質は、さすがにLAN上で観る場合ほどのクオリティは望めず、コマ落ちも発生するが、視聴に耐えられないレベルかというとそんなことはなく、十分に実用的だ。なにより、iPhoneなどワンセグ機能を持たないスマートフォンで、外付のワンセグ機器をまったく接続せずに単体でテレビを視聴できてしまうのは、新鮮な驚きだ。
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