Facebookが「iPhone」向け写真共有アプリケーションを開発中だと、技術系ニュースサイトのTechCrunchが報じている。
その記事によると、TechCrunchでは先ごろ約50Mバイトのファイルを入手したが、その中には他のユーザーと写真を共有できるFacebookのアプリケーションについて、詳細に説明する画像や文書が含まれていたという。TechCrunchは、このアプリケーションが「『Path』『Instagram』『Color』『With』の各サービスを合わせたもののようだ」と述べるだけで、サービスについてはその多くを明らかにしていない。
Pathは最も親しい友人50人とやりとりできるソーシャルネットワークで、InstagramはiPhone向けに写真共有サービスを提供している。Colorはさまざまな機器で撮影した写真や動画、行ったやりとりをグループアルバムにまとめるサービスだ。Withは「誰と一緒にいるかという情報を共有する、楽しくシンプルな方法」をうたっている。
TechCrunchの記事で最も驚くべき発見は、報じられたアプリケーションがFacebookの既存のiPhone向けアプリに組み込まれないという点だろう。そうではなく、このサービスはFacebookのソーシャルグラフを活用するユーザーを対象としたスタンドアロンのオプションになる予定だ。
ただし、Facebook自体は写真共有アプリケーションについて何も発表しておらず、TechCrunchの記事に関するコメントを拒否している。だが同社は過去にも写真共有に興味を示していた。Facebookは2010年、写真共有サービスのDivvyshotを金額非公表で買収した。Divvyshotはグループ内で写真の共有や編集が可能なサービスだったが、Facebookによる買収後に閉鎖された。
TechCrunchは、Facebookの新たなアプリケーションとされるものについて、さらに詳細な続報を数日以内に公開すると記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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