Appleが米国時間6月14日夜にリリースした「AirPort Utility」のソフトウェアアップデートのコードには、Appleの未発表の無線ネットワークハードウェアに対する参照が含まれていた。
9to5MacとMacRumorsはそれぞれ独自に、今回のアップデートに伴い公開されたコードの中に、第4世代「Time Capsule」と第5世代「AirPort Extreme」ベースステーションに関する記述があることを発見した。Appleはまだ、これらの製品の次世代版については発表していない。
先週開催されたWorldwide Developers Conference(WWDC)の前には、Appleが、エントリレベルの無線ネットワーク製品である「AirPort Express」とともに、これらの両製品をアップデートする計画であるといううわさが流れていた。そのアップデートによって、AirPort ExtremeおよびTime Capsuleは、Appleからのソフトウェアアップデートを取得して端末上に保存するようになり、より高速な配信が可能になるとされていた。
これまでにもあったこのような機能に関する記述は、今回の新しいアップデートの中にもやはり存在しており、同機能がまもなく提供される可能性があることをうかがわせる。しかし、WWDCの前に報じられていたとおり、「iCloud」との統合を示唆するものはない。
Appleが最後にTime CapsuleおよびAirPort Extremeのハードウェアに対するメジャーアップデートをリリースしたのは、2009年のことである。当時リリースされたモデルでは、2.5GHzと5GHzのデュアルバンドと、新しいアンテナ設計(性能が50%向上するとAppleは説明)が組み合わされ、前世代の製品よりも通信範囲が25%改善された。AirPort Expressのハードウェアに対するメジャーアップデートがあったのはそれよりもさらに少し前の2008年初頭で、802.11nへの対応と新しいブリッジモードが追加された。
Appleのコードには、次のハードウェアアップデートを示唆する部分が頻繁に出現する。当然ながら、それが無線ルータに関するものである場合よりも、「iPhone」や「iPad」の次世代版に関するものである場合の方が、世間の関心は高い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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