ソニーは6月9日、SXRDパネルを搭載したビデオプロジェクタ「VPL-HW30ES」を発表した。新ランプ制御技術により明るい3D映像を再現できるという。発売は7月25日から。店頭想定価格は37万円前後になる。
3D映像は、別売の3Dトランスミッタ「TMR-PJ1」(店頭想定価格:8000円前後)と、3Dメガネ「TDG-PJ1」(同:1万円前後)を組み合わせることで視聴が可能。240Hzで高速駆動させることにより、「フレームシーケンシャル表示方式」によるフルハイビジョンの3D映像表示を実現するとしている。
SXRDパネルは倍速駆動の0.61型を採用。これによりクロストーク現象を抑え、鮮明な3D映像が再現できるとしている。あわせて新型ランプとチューンアップした周辺回路を組み合わせた新ランプ制御技術を採用することで、従来機「VPL-VW90ES」の出荷設定時の輝度と比較して約2.7倍の明るさを確保するとのことだ。
3Dフォーマットはフレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトムに対応し、2D映像から3D映像を擬似的に表示する「2D→3D変換機能」を装備。効果は3段階で調整できる。
入力された映像の明るさに応じてランプから投射する光の量をアイリス(絞り)で自動制御する「アドバンストアイリス3」を搭載。SXRDと組み合わせることで2D映像再生時に7万対1のダイナミックコントラスト比を実現するとしている。画質モードは2D、3Dそれぞれ専用のものを搭載した。
本体サイズは高さ179.2mm×幅407.4mm×奥行き463.9mmで、重量は約10kg。3Dボタンと画質モードを直接選べるボタンを装備した新型リモコンが付属する。
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